親知らず。
そう。あの忌々しい親知らずを今日抜いてきました。
昨日の夜から人知れずソワソワ・・・。
『麻酔するから痛くないよ。大丈夫。抜歯なんて出産に比べたら屁のようなもんだよ。』
『ペンチで抜くんだぜ。痛みは無いけど、ゴリゴリ音が骨につたわるんだぜ!へ!!』
『一瞬よ!ほんの一瞬。音がしたってほんの一瞬よ!
何より麻酔するんだもの!怖がることは無いわ!何より小さいのよ。』
『お前。小学生の時に歯を抜いた感覚を忘れたのか。
ゴリゴリベキベキ言っただろ。怖いぞー。もしかしたら卒倒しちまうかもしれねーぞー。』
そんな自分の中の親知ら'Sと闘いながら朝を迎えて、一路歯医者へ。
こんな歳になって親知らずを怖がるなんて大人げないので、冷静に診察台へ。
優しい衛生士さんに注意など(酒を飲まないなど)聞いて、いよいそよ先生登場です。
緊張はMAXになり、それと同時に麻酔で動悸もMAX。
一瞬つばのやりどころに困り、変な声を出してしまい、衛生士さんに
『大丈夫ですか?』といわれる。
(いかんいかん。ビビってると思われてる。)
『全然大丈夫です』
(しまった!!無意味に全然を付けてしまった事で
逆にビビり加減が露呈してしまった!)
その後麻酔終わりに、少々お待ち下さいと起こされ、失敗を取り戻すべく、居眠りしてみました。
しかし不覚にも、うがい中の手が若干震えてしまったので、名誉挽回ならず。
そんな中、先生が見た事もない器具を持って登場。
『はーい。では抜いていきますねー。なるべくメスは使わないでいこうと思ってますんで。』
・・・・・は??
ちょっとメスって何よ。
あわよくばメス使うなんて聞いてないぜ!
そんな中作業開始。
ぐっっぐっ。
『はい抜けましたー』
早!!
全然音もしなかった!
3秒で抜けた!!!
びっくりしすぎて、
『へ?』
って声が出ました。
昨日までの私の緊張はなんだったんだろうか・・・。
衛生士さんに
『歯持って帰りますか?』
って言われたので
ハイ!!!
って元気よく答えてきました。
明日空高く屋根へブン投げる予定です。